IASとTAS
(この記事ではIASとCASの違いは考えないものとします)
IASとTASの換算には様々な方法があるので、それぞれ検証してみます。
(例)IAS100KT 6000ft で 13℃(STD+10) の場合、
①航法計算盤を用いて行う場合。
TAS = 111 KT
②TAS = IAS x ( 1 + 0.02 ( 高度 + 0.1ΔT ) )の公式を用いて行う場合。
※高度は1000ft刻み。4500ft→4.5 FL300→30
※ΔTはその高度における標準気温との差
TAS = 100 x ( 1 + 0.02 ( 6 +1 ) )
= 100 x ( 1 + 0.14 )
= 100 x (1.14)
= 114 KT
③低高度のみで適用できる、TAS=IAS+(FL/5) を使う場合。
TAS = 100 + 12
= 112 KT
まだ他にも良い方法があるかもしれません。
状況に応じて適切な換算ができるように知識をブラッシュアップしていきたいです。
★航法作業中のReviseの基準として、(低高度のみですが)
・予定より1000ft高い高度を飛ぶことになった→IASを2KT減らそう
・予定よりOATが10℃高かった→IASを2KT減らそう
という目安を頭に入れて訓練しています。
以上、自分の備忘録として。また誰かの役に立てば幸いです。