旋回半径の簡単な求め方。
力学、操縦法、航法や、
トラフィックパターンのまわり方を考える時など、
様々な場面で必要になる「旋回半径」。
小型のプロペラ機から大型のジェット機まで、
速度とバンク角が分かれば、以下の公式で求めることができます。
旋回半径r = (V^2) / g*tan(バンク角)
しかし見ての通り、上空ではもちろん、地上でもいちいち計算するのも大変です。
そこで、計算過程を可能な限り省略し簡潔に表してみました。
- 10度バンクの旋回半径[m] = (V[kt])^2 × 0.15
- 20度バンクの旋回半径[m] = (V[kt])^2 × 0.074
- 30度バンクの旋回半径[m] = (V[kt])^2 × 0.047
係数の部分だけアンチョコとして用意しておけば、いざという時使えるかと。
少なくとも上空で三角関数を計算する必要はなくなるでしょう。
※AIM-J 11章のRule of thumb に(V/60)^2を使う方法も記載されています。
自分の備忘録として、また誰かの役に立てれば幸いです。