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Flying Future パイロット訓練生のブログ

パイロット訓練生のブログです。

航法① 真横からの風とは?

 

航法の勉強をしている中で、先輩と盛り上がった話題です。

真横からの風とは一体どいういうものなのでしょうか?

 

◆まず考えられるのが、飛行機のまさしく真横からの風。

 

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しかしこの場合、飛行機はこのような航跡で飛びます。

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DAが12°となり、左に流されます。

ここでよく見てみると、GSが102KTとなっています。

もし「真横からの風」を、「正対風成分も背風成分もないもの」とするのであれば、

これは背風成分があるので、真横からの風とは言えないでしょう。

 

◆では次に、航跡に対して真横からの風だったら?

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WCAが12°となり、このようになります。

(ここではDA=WCAとなっていますが、厳密には異なります)

(また、正しくはTRではなくTCと表します)

こちらはTAS100KTに対してGSが98KTになっています。

つまり正対風成分があり、真横からの風とは言えません。

 

◆風力三角形で考える

ベクトル成分で考えると理解しやすくなります。

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要は、このような二等辺三角形を描くような風力三角形を考えれば良い訳です。

tanで簡単に求められそうですね。

 

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一つの例としてこのような組み合わせとなりました。

 

結論として、

「(TASとGSが等しくなるような)真横からの風」は、

HDGに対して垂直でも、TR(TC)に対して垂直でもなく、

風力三角形が二等辺三角形となるような成分を持つ風

ということが分かりました。

 

自分の備忘録として、また誰かの役に立てれば幸いです。